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ひたちなか [雑記]

茨城県「ひたちなか地区」の広告が出ている。
この地区についてちょっと調べてみた。

「ひたちなか」の「ひたち」はもちろん昔の行政区のひとつである「常陸国(ひたちのくに)」だ。

昔の地図を眺めると10~11世紀ごろの関東地方には京から移り住んだ武士が定着した様子が見えてくる。
「ひたちなか」の周辺には源氏、平氏、藤原氏が入り乱れていてけっこう不安定な土地だったのかもしれない。
その中に「江戸」という名前が見える。
現在の東京の旧名「江戸」はその当時土着した平氏系武士、江戸家の名からきているようだが、常陸国にも親戚がいたようだ。
もしかすると江戸は東京でなく茨城の地名になったかもしれない。
現にこのひたちなか地区から北西に行ったところに「下江戸」という地名がある。

その少し東には江戸時代に秋田藩を治めることになる佐竹氏の名も見える。
佐竹氏は室町時代に常陸守護となっている。
佐竹氏は秋田への転封にあたり土地の美人を全員秋田に連れて行ったという話がある。
秋田美人は水戸美人がルーツという説だ。
だからといって水戸に美人がいないというわけじゃないだろが。

江戸時代この辺りは水戸黄門でお馴染みの水戸徳川家が治めることになる。
ひたちなか地区は水戸藩の中心から東に5~10kmほどだ。
偕楽園など名所にも近い。
車や電車ならすぐだし、自転車でも行けそうな距離だ。

現在「なかなかいいかな、ひたちなか。」とキャンペーン中のひたちなか地区は国営ひたち海浜公園を中心に都市開発した形だろうか。
「ビジネス&プレジャー」をキーワードに地区内で仕事、遊びを切り替えることができるというのが売り文句。
確かにエリアガイドを見ると都市ゾーン、産業ゾーン、レクリエーションゾーン、港湾ゾーンとどこもけっこうな広さがあり、新しい街というより新しい国のような感じだ。
この地区だけで一通り生活ができるようになってんだろな。
必要があれば車や電車で東京に行ってもたいした時間もかからない。
車なら北関東自動車道ひたちなかICがすぐそこだし、電車もJR常磐線勝田駅から乗れる。
特急「スーパーひたち」や「フレッシュひたち」もある。

ただこのひたちなか地区のすぐ北は原子力発電所で有名な東海村だ。
これがどういう影響があるのか想像つかない。
現在どういう状況にあるのかわかるようになってるんだろか?
電気代安くなったりするといいよなぁ。


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